ズルさに潜む大人の純粋

またまた中野香織さんのブログで気になったリリー・フランキーさんの言葉。

ゆるーいキャラでおなじみのリリーフランキー氏。

上手に文章を書くコツは以下の通りだそうだ。

・本当に思っていることを書く。
・きらわれてもいいし、お母さんにおこられてもいいから、本当のことを書く。
・人にこう見られたいとか、こう思ってもらい たいとか、これを書いたら売れないだろうな、とかいうよけいな思いが入ると、つまらなくなる。
・こんなものを書いたら恥ずかしい、くらいのほうがちょ うどいい。
・そもそも表現をするとは恥ずかしいこと。恥ずかしいことを書くからこそ、いい。

つまり、自分をさらけ出して書く、ということ。
リリーさんの魅力はズルさと素直さのバランスだと思う。

よくよく考えてみると、ブログも本来、プロなら書かないような本音が聞きたい、という欲求を満たしてくれるからこそのメディアではないか、と。

まあ、わたしなどははじめから多くの人に読んでもらうつもりもなく、(もちろん今もない)だから顔まで出して、つけまのレポートまでしちゃって(笑)、自分の本音をこうして書き綴っているわけだが。

わたしは匿名文化が嫌いなのである。だれかを批判するときは実名で書く。むしろいいことをしたときは匿名でもいい。でもホントは実名でいいんじゃない?別にダテナオトではなく、実名で寄付すればいいじゃないの、と思う。

いいことをしても、悪いことをしても、目立つだけでたたかれる文化が怖いのかもしれないけれど、そんなことどうでもいいじゃない。そもそもみんなに好かれるなんてのは無理なのですよ。自分が好きな人に好かれるように努力するのが好き。無駄な努力はしたくない。

大人はズルいのである。それは当たり前だから本音を思わず言ってしまう純粋さの残る大人、リリー氏をわたしたちは愛するのではないか、と思う今日この頃。
 

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