まつげにピント

ほんまちゃん

その昔、まだわたしがものすごーく若かったとき(10代の後半)に、写真と出逢った。
そして、この写真を見たときに一番に思い出したのが「まつげにピント」だった。写真の基本はまつげにピントがあっていることだから、と教えてくれたことを今でもちゃんと覚えている。

18歳ではじめて写真と出逢って、芸術とは程遠い人生を歩んできたはずのわたしの生活に写真展めぐりが加わった。とにかく、いろんな本物の写真や美術を見て回った。飽きるくらい毎日。学生だったし、時間は信じられないほどたくさんあって、まわりにはいっぱいの大人や美女がいて、自分が彼女たちと比べて劣っていることは容易に想像できた。わたしはただの無垢な少女だったから。けれど、そのまっすぐさがよかったのかな、と今では振り返っていたりする。何もわからず、ただ必死にまっすぐだったから。おかげで目上の人に本当にかわいがっていただいた。もちろん、変な意味じゃなく。

きれいな人は世の中にたくさんいて、自分がとってもちっぽけに思えた。その気持ちは今でも変わらずにそのまま残っているけれど。わたしは私だけの魅力を見つけたい、とますます強く思った。

本物をちゃんと、自分の目で見ることの大切さを教えてくれた非常にいい写真を撮る人がわたしの写真をよく撮ってくれて、目をかけてくれた。ひとつひとつ丁寧に写真のことを教えてくれて、今思えばそれは不思議な経験で、とてもありがたい思い出。

もしかしたら今、わたしが写真を撮ったり、サイトのデザインをしたり、そういったデザインの仕事ができるのは、このころに磨かれたおかげなのかな、と思う。

どちらにしても、過去を振り返ると、運命の出逢いだったのかな、、、と思う出来事がきちんとつながるのが面白い。人生に無駄なことなんてひとつもない。いつもそのときそのときにやりたいことをやっていくのは怖いけれど、後から振り返ると、きちんと繋がっているからきっと大丈夫。

だから今でもわたしは、本物に強く惹かれるのかな、なんて思う夜。

 

 

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