リアルパートナーシップ

エチカ

彼女は客観的に物事をみるチカラに非常に長けていたんだ、と最近ひどく感心させられる出来事があった。結構長い付き合いなのだが、今まで思ったことがなかった。

ほんまちゃんが考えているようなことは世の中にありふれていて、3日に1度くらいは聞くよ。そんなこと考えたって仕方ない。人生はなるようにしかならないんだから・・・とビシッといわれた。

非常に現実的な意見で、思わずそうよね、別に考えたって答えなんて出ないか、とすんなり納得してしまった。

また彼女の発言がとてもリアルで的を得ていたのだ。

わたしはどちらかというと「完ぺき主義」なところがある。妥協が苦手で、自分が大切にしているものを大切にしすぎるところがある。絶対的なひとつの選択肢を探してしまう。興味のない問いに対してはどうでもいいくせに。

彼女は自分さえしっかりしていれば今ある「選択肢」の中から何を選んでも大丈夫よ、と言った。なるほど。本当に自分に自信があるのは彼女の方かもしれない。そしてもっとも現実的だ。リスクヘッジされてる。

ただ、自分は彼女になれるかといえばなれない。それはわかっている。

ヘンなところで不器用なのだ。

そもそもわたしは自分の好きなものをすべて手にしなくてもいいと思っている。私が本当に心のそこから望むのは自分が大切にしているものの「幸せ」だ。自分が退くことでみんなが幸せになるなら、いつでも退くと思う。偽善だよ、というヒトもいるかもしれない。だけどそれは事実だ。そうして生きてきた。もしも本当に自分が手にするべきものならその後、またチャンスはやってくるはず。

リアルパートナーシップってそういうものだと思う。

自分は損をするかもしれないけど、だけど相手の立場に立って考えて、率直にアドバイスする。
時には言いたくないことも言わなきゃいけない。でもそれができるからこそ信頼できるんじゃないかしら。相手のことを思うからこその自分の行動でありたい、と。わかるまで説明したり、ディスカッションしたりする。時には何も言わずに行動することも大切かもしれない。

独りよがりにならずに、よりよい「リアルパートナーシップ」のしくみはどういうことだろうか、と考えている。

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