歴史博物館のすぐ横にこじんまり、とDovetailはある。
そんなに広くはなく、肩の凝らない雰囲気で、なかなか素敵なレストラン。
とにかく、味がいい。
絶妙な、でも難しくはないお皿がでてきた。
特にスタートに出てくるコーンブレッドが身もだえするくらいおいしい。焼きたてで、ショートブレッドのように口の中にいれるとホロリ、と崩れる。コーンの香ばしさと加えられた砂糖とのバランス、大粒の塩がときどき顔を覗かせる。おいしい。
そしてスターターとして出てきたこれ、コーンのムースにマシュマロ!そしてハーブが上にパラリ。
すごく絶妙。だってこれマシュマロだよ?発想力だな、と。
私が前菜に選んだのはシーフードサラダ。
シーフードがゴロゴロしていて好感度大。鮮やかなグリーンのソースはバジル。
フレッシュな香りと控えめな味付けが私好み。さっぱり。
メインはラムを。
これがまた味は濃いのだけれど、いろいろと工夫がされていた。
まず、ラム自体のちょっと甘辛い味、そして半熟の卵、マヨネーズ、マーマレード、野菜、カリカリのココナッツの歯ざわり、中華風の甘めの野菜炒め。
それが食べるたびに微妙に味が変化して混ぜながらいただくとなんとも不思議な感じ。
私にはちょっぴり味が濃かったけれど、とても面白いお皿だし、なかなか楽しめた。センスがいい、というイメージかな。
デザートはチョコレートとバナナを選んだのだけど、コレがイマイチ。
本当に残念。チョコレートの香りもなければ、深い味わいもなく、ただ甘いだけ。
それにいろいろな歯ざわりのものとばななが入っているのだけど、このソースがいただけないものだからすべてぶち壊し・・・ていた気がする。
デザートは期待せず、ぜひNYに来たらカジュアルに使いたいと思うレストランだったなあ。