タイの非常事態宣言レポ①

非常事態宣言

つくづく、タイという国はおかしな国だと思う。もしかしたら、日本がおかしいのか?という気すらするけれど。
「非常事態宣言」を受けて、わたしもいろいろと情報収集をしていたのだけれど、簡単に解説でもしてみようと思う。あくまでもおおざっぱな要約だし、間違っているかもしれないんですけど。

数年前タイの国の首相は「タクシン」という一族で、まさに寡占状態で政治を取り仕切っていたんですね。この人は事業家でそれはそれは、うなるようなお金持ちなのデス。

で、それだけならよかったのだけれど、このタクシンさん力にものを言わせて賄賂とかわいろとか賄賂なんかを貰いまくって、悪いことをたくさんしていたのです。それがマスコミにリークされ、国民からは非難ゴーゴー!
2006年の9月に例の軍による無血のクーデターが起こり、タクシン氏は国外追放(というか自分で英国に逃げちゃったのね、亡命ですね)・・・政党は解散に。

しかし、莫大な勢力を持っていたタクシン派は07年12月の選挙でまた勝ってしまうんですね。おそらく、貧しい国民に賄賂をばら撒いて選挙支持させたという見方が強いです。そもそもそういう価値観なんですね。賄賂でなんとかする、みたいな。タクシンさん、大金持ちですからね!ばらまいてもまた賄賂で取り戻せ見たいな感じ?

で、タクシンさんの側近だった「サマックさん」が首相に。でこれってつまりタクシン氏が裏で政治をコントロールできちゃうわけです。タクシン派の政党が勝ったわけですので。要はやりたい放題プレイバック。でもそれを黙っているほど国民も甘くない。

08年11月にバンコクの国際空港がデモで封鎖されましたね。これは反タクシン派によるもので空港を占拠したことで裁判(憲法)所は現タクシン派政権は解散せよ、となったわけです。(つまり空港を占拠したのは今回のデモとは反対の勢力だったわけです)

で、反タクシン政権が誕生したのです。これが今の政権ですね。

ちょっと長くなりましたので、ここでひと休み。ふへー。1-2時間後にまたこの続きをお届けしまーす。

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