バンコクの魅力のひとつは間違いなく食。グルメです。わたしはやはり、アジアのグルメのレベルというのはとても豊かで高いと思っていて、その理由のひとつに複雑味のある味わいであること、たっぷりの野菜にお肉やお魚、それがいろいろなスパイスによって何層にもなってやってくる。そういうお皿が多いです。やはり、とても豊かな地なんだ、と。アジアは世界一豊かであるとわたしは思っています。だからとても寛容で、どこか幸福さが感じられるのではないか、と。
たとえば、このバンコクいちのカオマンガイのおいしさといったら!悶絶しますよ。チキンのスープで炊き上げられたこのごはんは高いお米を使っているわけじゃないのに、おいしい。蒸したものも、揚げたものもまた食感が違うし、出てくるソースも違う!そしてたっぷりとしていてお腹が一杯になる。これが一皿100円。日本だったら10倍以上で売れると思う。
海鮮系のタイ中華はとにかく蟹やらエビやらこれでもかーーというほどの大盤振る舞いだし、塩コショウの味付けも間違いない。たしかににんにくを多様していたりはするけれど、それでもハーブやスパイスを複数使用して作るソースはどれも見事な味わい。
とにかく、バンコクビギナーにはいろいろなものを食べてみてね、とお伝えしたい。高級な店でも、地元の人が行く店でも、屋台でも本当にすべておいしいところを見つけられるし、十分に満足していただけると思う。サービスについては日本の高級店には負けるけれども、少なくともチェーン店のレベルならクリアしてくれると思います。
とにかく、グルメな旅、というのもバンコクのよさのひとつですね!