ココ・アヴァン・シャネル

昨日公開されたばかりの「ココ・アヴァン・シャネル」をママンと観に行ってきました。
朝から席を押さえておいたので、最高の場所でゆったりと。

近所に大きな映画館ができたので、夜の愉しみとして映画がチョイスできるのはとっても嬉しいこと。

観たい映画を待っていたので、嬉しい。

シャネル

孤児院で育った彼女が世界のシャネルとして出発地点に立つまでの物語。一生独身であったシャネルの恋はとても華やかで悲しみにも満ちていた。

けれど、彼女はその恋によって、たくさんのものを手にしたのだ。

貴族との出逢いで優雅な暮らしを知り、それに反発するように自分のデザインを昇華させていったし、コネクションを作っていった。そのコネクションなしにシャネルは成功することはできなかっただろうし、また彼女に魅了された人がその資金を提供したのだと思う。そのひとりがもっとも愛したと呼ばれる「ボーイ・カペル」だ。

シャネル

彼女は独身であったことでここまでの成功を治めることができた、という人もいる。たとえば、愛するカペルが財産ではなく、家柄でもなく、シャネルを選んでいたとしたら・・・シャネルはただの女で終わっていたかもしれない、と。

わたしにはその答えはわからないけれど、少なくとも事実を考えれば、YESといわざるを得ない。シャネルの成功の秘訣はその「集中力」だと思うから。「翼を持たずに生まれてきたのなら、その翼を生やすためにどんな障害も乗り越えなさい」という言葉からも本当にほしいもののために他のすべてを犠牲にするという強い信念が感じられるし、また人との出逢いによって、経験によってそのデザインは生み出されたのだから。

もちろん、大前提として彼女の個性的で知的で非常に魅力的な才能がすべての人を巻き込む力を与えたし、もちろん努力によって今のブランドがある。それは間違いないだろう。そういう意味で人間力にあふれていた人といえると思う。

シャネル

もう一度、シャネルの自叙伝を読み直してみたい。

そして少し彼女のストーリーから学ぶことができたらいいなぁと思う。

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