映画館の思い出

映画館

映画館は私にとって思い出深い場所のひとつ。
幼いころに両親はいつも仕事で忙しかったから、わたしたち姉妹を連れて映画館へ行くのは独身であった(今も独身のままだけれど)叔父だったのだ。叔父は祖父母と一緒に暮らしており、祖父母の家とわたしたちの家はそんなには遠くなかったので、よく遊びに行った。そして叔父はいつも私たちを映画館に連れて行ってくれたのだ。

だから幼いころに映画を観た記憶というのは、いつも叔父と一緒にいる絵を思い出すのだ。叔父は非常に頭のいい人で、また読書家でもあったから、ある意味大学教授のようなアカデミックな雰囲気を持っていた。叔父と父は正反対のタイプで、だからわたしは両方の影響を受けたと思う。

映画や本はほとんど叔父から与えられたものだ。だから、今映画が好きなのも、本が好きなのも、叔父からの影響だと私は思っている。そんなわけで、映画館に行くたびに思い出すのは叔父のことだったりする。とてもとても感謝しているのだ。

映画館

人はひとによって創られていると感じるのはそんな時。
人の人生というは本当に不思議だなぁと思う。誰かと出会い、尊敬し、敵対し、さまざまな物事の中で影響を受けて取捨選択した結果、得られたのが今の自分ということでしょう?

いい映画は人生を豊かにするし、(自分にとって)だめな映画だってその原因を探っていけば、人生を豊かにしてくれる。

そういう意味で言えば、チャンスはどこにでも広がっていて、誰にでも平等に広がっている。でも問題はそのチャンスに気づいて、キャッチできるかどうか、ということなんだけれど。

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