それでも生きてゆく


ひさしぶりにハマっているドラマ「それでも生きてゆく」。
いよいよ来週で最終回、です。
わたしはそもそも重いテーマのドラマは苦手で全然好きじゃないんだけれど、これだけはどうしてもみてしまうのです。毎週ハラハラ、ドキドキ。ほろほろと涙してます。
登場人物は全員、どう考えても救いがなくて、本当に暗闇の世界で生きていて、見るたびに苦しくなるのだけれど。でもきっと、その絶望の中からほんの少し差し込む希望の光が、誰しもが持っている暗闇から救ってくれるような気持ちになるのです。
久しぶりに、骨太な作品です。
登場人物が絵として美しく描かれすぎていないことや演技のリアル感が半端ないです。もしもここに自分がいたら・・・と妄想しちゃって、苦しいです。どうにもできないことへの悔しさや息苦しさで、自分の小ささみたいなものを思い知らされるのです。
とっても丁寧につくられていて、ずーとずーと「名作」として残っていくだろうな、また何度でも観てしまう作品になるだろうなって気がしています。たいていテレビドラマって1度みたらもうしばらくいいかって思うのに。
わたしは人として一番大切なことは、誠実であること、だと思って生きているのだけれど、このお話はそういうまっすぐでどうしようもない誠実さが、それを大切にして生きようとする難しさが丁寧に描かれている気がしています。
ああ、来週の木曜日が、とっても楽しみです。
終わってほしくないけど・・・早く終わって欲しい、とゆらゆらとしています。

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