{ 鹿児島・桜島 } 埋没鳥居は本当に大正噴火ですっぽり埋まっていた!厳しい自然とともに生きることを考えさせられる天然記念物!

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さて、少し桜島のハナシに戻りましょう。
桜島はここのところ、山体膨張しているというというニュースはご存知ですか?

実は桜島は今も毎日のように噴火を繰り返している、活火山のひとつ。

地元では噴火があるのは当たり前、という生活を長い間続けているの
ですが、今回の「山体膨張」のニュースを受けて、大きな噴火が近い
と誤解をしている県外のひとも多いのだとか。

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山体膨張とは火山活動が活発になり、山が大きく育つことですが
実は桜島は火山の研究に関しては世界的に進んでいる場所で
多くの研究者がいる土地柄でもあります。

よって、本当に危険なときにはかなりの確率で「渡航禁止令」が出たり、
「避難警告」が出される可能性が高いんです。

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また火口から2KMは入山規制がされていて、本当に危険な場所には
入ることができないようになっています。

これを無視して入山すれば、身の安全は保障できませんが・・・
普通に観光する分には今のところ問題ないそうです。

まあ、ドライブ中に運悪く大きい噴火物でフロントガラスが
割れることは年に数件あるらしいですけど。

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ちなみにこちらの埋没鳥居は大正時代に大きな噴火(大正噴火)があって
その火山灰&噴出物でこんな風に埋まっているのですが、実はこのときの死者って
21500名の島民のうち58名で、このうちの29名は地震によるものだったそうです。

さらには泳いで逃げようとして水死したひともかなり多くて、実際の噴火、噴出に
よって死亡したのは本当に数名だけだったという・・・。

正直この情報にはかなりびっくりさせられました。

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今回桜島を旅して思ったのは、生きているうちに活火山について勉強したり
火山が噴火する様子を実際に見たりできることは
すごく貴重な体験なんじゃないかってことでした。

火山や噴火って悪いことだけじゃなくて、いいこともたくさんあるんですよね。

たとえば温泉がたくさんあったり、野菜がすくすくと育ったり。
自然が豊かだったり。

もちろん共存して生きていくことは大変なこともあるのでしょうけれど、
日本にあるこういった自然について日本人として知っておかなくてはいけない
そんな気持ちにもなりました。

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ちなみにこちらの天然記念物の埋没鳥居は中学校のとなりにあって
生徒さんたちが観光客のために小屋の管理をしてくれているそうです。

自分が通っている中学の隣に天然記念物があるなんて凄くないですか?

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ちなみにこの日、鹿児島空港を降り立つと鹿児島のテレビ局が
3社も取材に入っていて、わたしたちは逆取材されてしまったのでした!

いやー、びっくりしたわ!
というわけで、図らずも鹿児島テレビ局ジャックしちゃいました、いえーい!

黒神埋没鳥居
(くろかみまいぼつとりい)
鹿児島市黒神町(黒神中学校横)
099-298-5111(観光交流センター)

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