せっかくの青梅旅、ここでしかできない体験がしたいなぁ・・・
ということで青梅の駅の観光案内所で紹介された
壺草苑ではじめての藍染体験をしてきました。
平日は基本的には自分で持ち込んだものを染める形式のようで
染めるものにあわせて染め代を支払います。
ワタクシはちょうど旅にコットン100%の白Tを持参していたので
この子を嫁に出すことに。
実はお邪魔してから知ったけど、壺草苑はとっても有名な藍染工房
だったのです。というのも、壺草苑は天然藍灰汁醗酵建という
江戸時代の手法を用いて、化学薬品を一切使わず自然界から
とれる原料のみで染める技法を採用しているから。
なんとこの灰汁醗酵建ての藍染は全体の数%という希少な染め方
なんだそうです。この方法だと染めるのにものすごく手間がかかるため
今ではやれるところが少なくなっているそうです。
まずは藍染体験するときには汚れてもいい格好で。
そのうえでお借りしたエプロンと手袋を身に着けます。
藍染は専用の液に浸し、空気を液の中で完全に抜いて
もみ込み、そして縫い目部分をよく揉んで液となじませ
(縫い目部分は色がつきにくい)藍釜から取り出し生地を広げ、
空気に触れさせることで藍色に染め上がるのだそうです。
この作業を何度も何度も繰り返してより濃い藍色になります。
まずは職人の方がこうして水の中で藍釜の動きを教えてくれます。
そしてズラリとならぶ藍釜の中からひとつを選び
染めるように指示してくれます。
これが一度染めた状態。
薄い緑に見えますが、これは灰汁と藍が混ざった色だから。
この藍釜で染める→取り出して空気となじませる
を繰り返し行います。(想像以上に重労働)
そして少しずつ濃い色に染まっていきます。
私は7-8回ほどこの作業を繰り返し、完成。
いいかな、というところで声をかけて終了です。
水で灰汁を洗い流すと青々とした色が出現。
まさに感動の瞬間でした。
ぬれた状態だと色がかなり濃いのですが、乾くと薄くなります。
乾いた状態の着用写真がこんな感じ。
想像以上に素敵な仕上がりに。
というわけで、すっかりはまってしまった藍染体験。
これはしばらく夢中になりそうです。
壺草苑
東京都青梅市長淵8丁目200
0428-24-8121
{ Special Thanks, 東京都&Tokyo島旅山旅 }
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