ワタクシもあの、熊野古道デビューしてきました。
そもそも、熊野古道とは?熊野古道伊勢路サイトによると・・・
日本古来の聖地・熊野に詣でるための路、熊野古道。平安の昔から今日まであまたの人々が足跡を刻んできたその道のりは、歴史を後世に伝え続け、2004年にユネスコの世界遺産に登録されました。太古の昔、熊野の地では巨岩や滝などに神が宿るとする自然信仰が生まれ、平安時代、白河上皇の熊野御幸が行われたのを機に貴族の間で熊野詣が流行。江戸時代には庶民の間にもひろがりました。
平安時代の昔から人々がこぞって詣でた熊野三山。 伊勢と並び崇められた一大聖地で、「伊勢に七度、熊野に三度」と言う言葉もあったほど、誰もが訪れたいと願う憧れの地でした。 身分や階級を問わず多くの人々が救いを求め、蘇りを願って全国各地からめざした山深い熊野の地。その代表的なルートが“お伊勢さん”から続く、熊野古道伊勢路だったのです。
というわけで、熊野古道伊勢路を少しでも体験したい!そしてどんな場所があるの?というみなさんはこのページをチェックすべし!マップをダウンロードできたり、初心者、一般、健脚向き、とそれぞれのレベルに合わせてチョイスできる便利な紹介も。ちなみにこちらの馬越峠は一般向けで距離約5.2km(紀北町~尾鷲市)、歩行時間は約2時間45分のコースになっています。
今回思ったのは、階段と比べると
石畳というのがびっくりするほど歩きやすい
ということ。道自体は山越えなので想像以上に急な斜面を登っていくのですが、階段みたいに高く足を上げる必要がないせいか頑張れるんです。もちろん登りながらぜいぜいしちゃうんですが、それでも慣れてくると結構癖になるという。
そして何よりも苔むしていたり、シダがたくさんあって、心地よい湿度とひんやりとした空気でマイナスイオンをたっぷり感じられます。
よくパーリーでこういう壁にデコレーションされているのですが、まさに天然のグリーンカーテンがここに!緑のグラデーションって本当にきれいだなぁ・・・。
正直、登り始めたときは
「熊野古道」なんだから道でしょ?
という程度の理解でして、こんなに急な斜面だって思っていなかったんです。むかしのひとってすごいな、と心のそこから感動しました。想像していたよりもずっと急斜面なのに昔の人は普通に生活道路として活用していたんですもんね。健脚ぷりに恐れおののきました。そしてここは水害にも強いのだとか。重厚な自然石が折り重なるように敷き詰められた石畳は、日本でもトップクラスの雨量を誇る尾鷲の雨から古道を守ってきたというのも納得。長い時間をかけてこの道が生き残ってきたということは
「道」としての安全性も高い
ということなんですね。
よくよく考えてみれば、お参りのためにいくつもの山を越えてたくさんのお参りスポットを経由し、すべて巡ることが最高の贅沢だったわけですもんね。
昔の人は旅するのも、信仰するのも命がけ。
たくさんの自然を感じながら、昔のひとへの尊敬の念がむくむくと沸き起こってきた熊野古道デビューでした。東紀州にきたら、ほんの少しでいいのでぜひ熊野古道をあるくべし!
熊野古道
馬越峠
熊野古道伊勢路 幸結びの路
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{ Special Thanks, 三重県観光誘客課 }
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