アナウインターを知って、ファッションを知る

フロントロー

オンナノコに生まれた愉しみ。

それは可愛い靴を履くこと。
自分にあう服を身につけること。
綺麗にメークして、自分だって結構捨てたものじゃないんじゃないか、と思うこと。

つまり、美しく装うこと。
シーンごとにふさわしい装い(何を着るかにはじまり、どう振舞うべきかということもあわせて)を身につけること。

わたしは常々思うのだけれど、育ちのよさというのは、必要なときに必要な振る舞いができることだと思う。お金持ちのおうちに育ったからといって、育ちがいいということにはならない。そんな簡単なことじゃないんじゃないかしら。それはさりげないように見えるけれど、絶え間ない努力が必要なこと。当たり前のことを当たり前にするというのは実は簡単そうに見えて難しい。

なーんてことを読み進めながら思い出していた本、それが「FRONTROW アナウインター」。わたしはもちろんアナのことはよく雑誌で見ていたし、「プラダを着た悪魔」も大好きな作品だし、「ファッションが教えてくれること」にも感銘を受けたクチ。もしかしたら、その贔屓目もあるかもね?

けれど、彼女がどんな風に育って、今の地位に上り詰めたのかは知らなかった。もしそれを知りたいと思うならこの本以外の選択肢は今のところない。ベストな1冊であることは疑いようがない。

私自身はシャネルというブランドよりもココ・シャネルの伝記に衝撃を受けたし、そして現代のシャネルというべきファッション界に衝撃を与えたのもまた「アナ・ウインター」という人なのだと思う。

だから、ファッションを好きで知りたいと思う人ならば、これは絶対読まなくてはならない必読書なはず。

その人の背景を知らずしてその人のことは語れないし、頂点に立つ人を知らないでその業界を語ることもできないと思う。

誤解を恐れずにいえば、男は仕事ができなくても会社にいられるけれど、女はそうはいかない。会社社会というのは、男性社会なのだ。女は仕事ができないければ、真剣に働くという社会では生きてはいけない。そして会社社会のルールを知らずして生きてはいけない。さらにいうと、女は女の戦いというのがあるのだ。男性社会である仕事の世界では女は男と同じ戦い方はできない。女は女なりの戦い方があるのだと思う。

そういったことを丸抱えで勉強することができる・・・一冊かもしれない。

というわけで、働く、ファッションが好きな女性には必読書です、ええ。あわせてDVD発売されたばかりの「ファッションが教えてくれること」もチェックすると完璧ですゼ!
 

Comments

  1. 買おうか迷ってました。
    コメント読んで購入しようとおもいます!!

    Reply
  2. ひろひろさん、こんにちは。
    本当におすすめですよーーー。
    ぜひ感想も聞かせてくださいね。

    Reply

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