蛇にピアス-芥川賞を読むのだキャンペーン-

蛇にピアス
こちらもあっという間に読んでしまった。
どちらかといえば、蛇ピア(蛇にピアス)の方が好きでした。
なにがいいかっていうと、それは難しいんだけど(苦笑)
ストーリーの展開、主人公の考え方、行動が今時っぽいなと。
主人公はアルコールとセックスと自分を痛めつけることを生きがいに
しているんだけど、それがなんだか説得力があるし、
読みながら情景が想像できる。
わたしは主人公の気持ちに共感はしてないけど、でもこういう子って
そんな感覚を持っている気がするって思う。
でも、舌にピアスの意味がわかんないのよね。
タイトルにつながっているのは分かる。
結果的に、蛇みたいな舌にしたいと思って、それに邁進してる主人公と
死にたいって気持ちと生きたいって気持ちとの間をウロウロしてるって
ことの象徴なのかなぁ?
それなりにちゃんと話になっているので、今後に期待かな?
それにしても、どちらも暗い話っていうのはどうなんでしょう?
違う暗さだけどね。(オープンな暗さvsクローズドな暗さ)

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