Photo Quentin Bertoux©Comité Colbert
アートとは何か?ラグジュアリーとは何か?
そして何があれば、わたしたちはより幸せでいられるのか。
そんなことを考えさせられる素敵な取り組みをお聞きしてきました。
そう、この日東京藝大で発表されたのは、
フランスのラグジュアリー企業と文化機構が加盟する
コルベール委員会による素晴らしい取組みのお披露目でした。
ところで、みなさんはコルベール委員会って
どんな組織かご存知でしょうか?
コルベール委員会とは?
COMITÉ COLBERT
1954 年に設立されたコルベール委員会は、フランスの高級ブランド 80 社と 14 の文化機構が加盟。フランス文化とフランス流ライフスタイルを世界に広めるために尽力。コルベール委員会に加盟する高級ブランド各社は同リュクス界の13 の異なる部門を代表し、革新と真実性の価値を共有し、フランスのイメージを象徴しつつ、経済の発展とそれぞれの部門の世界進出に貢献。
フランスを代表するブランドが軒並み参加している団体、組織で
倫理観を共有しながら、競合であっても企業の枠を超えて
フランス的ラグジュアリーを世界中に向けてクリエイティブに
進化させて行こうとする取組みをしているそうです。
たとえば、シャネルやイヴ・サンローラン、クリスチャンディオール
ロブションやラ・メゾン・デュ・ショコラ、クリュッグやヴーヴクリコ
なども加盟しています。
実は2014年でコルベール委員会が60周年を迎えるにあたり、
さらに60年後の世界をテーマにした「2074、夢の世界」が
SF小説やラグジュアリーにまつわる新語、そして音楽といった
「アート」で表現する作品を発表。
ついに日本語版も10月29日からダウンロード可能に!
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このコルベール委員会の日本代表を務めるのが
シャネルの日本社長として有名なリシャール・コラス氏。
そしてこの日発表されたのは、なんとコルベール委員会が
日本の未来の匠、伝統や芸術を創り上げていくであろう
藝大の学生を応援する「2074、夢の世界」アワード日本版を
行うという記者発表でした。
つまり、藝大の学生を対象とした未来のアーティストを育てる
コンペティションをコルベール委員会主催で2016年に行います。
2017年に選出されたアーティストは作品を制作。
さらに優秀者にはパリの名門近代美術館における展覧会へ
出展できるというチャンスを手にすることができます。
約3年間に渡るコルベール委員会と東京藝大とのパートナーシップ
は今後世界で活躍する日本人アーティストを生み出すかもしれない。
そんな社会的にも意義がある活動をhommaniaとしても
注目しています。
ちなみに発表の後にはこんなに素敵なPARTYも。
この日はバカラのグラスにヴーヴのシャンパーニュが
注がれていました。うっとり。
コルベール委員会について詳しく知りたい!という方は
ぜひサイトでチェックしてみてください。
コルベール委員会
http://www.comitecolbert.jp/