{ AM 08:10 } 今も現役!うどんの自動販売機で古きよき時代を味わう
島根レポートもいよいよ最終回。いよいよ明日から石見の戦国武将-戦乱と交易の中世-展がスタートします。開催期間中に益田(萩石見空港)へ行く人はぜひチェックしてみて。
というわけで、最終日は益田から少し離れて、津和野へ。その前に島根でいまだに現役だという「うどんの自動販売機」で朝ごはんに肉うどんを。ひとつ350円。ものすごく古い自販機で一瞬大丈夫かな・・・と不安になるけれど、全然大丈夫!なかなかの美味なる体験でした。
ほかにもそばやラーメンも選べるけれど、ワタシ的には肉うどん推しかな。ちなみに機械を運営しているひとによって多少味が違うのでそのあたりはご容赦を。
{ AM 09:00 } 津和野城跡で街並みを一望しよう
1295年から約 30年かけて築城されたと伝えられる国の史跡である津和野城跡へはスキー場のリフトで途中まで登ります。そこからはしばし歩いて、本陣へ。当然ながら現在は城は残っておりませんが、石垣はちらほらと見ることができ、とにかく広い。
この頂上付近から津和野の町を展望するのがまた最高!青野山の山すそに広がる家並みと、その中をゆるやかに流れる津和野川を一望すべし。というわけで、石垣にちょこんと座り、妄想にふけてみました。
リフト往復:450円(おとな)
10:00〜17:00
※12月1日〜2月末は土日祝日のみ運行
{ AM 10:10 } 本物のお揚げをお供えする日本五大稲荷神社のひとつへ
津和野城跡からすぐの場所にあるのが、日本五大稲荷として有名な太皷谷稲成神社。ビックリしたのは稲荷神社ということで、お供え用にお揚げが用意されていたこと。ぶっちゃけ初めてだったのですごく感激しました。
本堂はとても立派な赤が印象的。広くて綺麗な神社です。
脇の道を入ると、女性に人気だという命婦社も。ここの賽銭の上にある穴にお揚げをお供えします。
ちなみにこれは、このあたりで有名なお菓子、源氏巻き。美味しゅうございます。
金色のおみくじも初めてみました。きらびやかですね。
帰りはいくつもの鳥居が重なる階段を永遠に下りる仕組み。ものすごくフォトジェニックです。次回はここで動画が撮りたい!
太皷谷稲成神社
(日本五大稲荷)
津和野町後田 409
0856-72-0219
{ AM 11:30 } まっ黒ないなりずしに初めて遭遇!
太皷谷稲成神社におまいりしたら、神社からすぐの秘伝のたれでじっくり煮込んだ”黒いいなりずし”が名物の美松食堂へ。黒い色なのは、じっくりじっくりと7時間以上揚げを煮付けて一晩寝かせているから。とても手間がかかるそうで、普通のいなりずしと比べると甘みの強い黒いなり寿司です。おやつ感覚でイケます。
美松食堂
津和野町後田ロ 59-13
0856-72-0077
{ AM 12:00 } 殿町と呼ばれていた津和野のメインロードをお散歩
そしていなり寿司の後は、津和野の町をお散歩です。かつて家老屋敷が隣接していた殿町とかつて呼ばれていたエリアはなまこ塀と掘割りに泳ぐ鯉で有名な津和野のシンボルロードです。
とっても趣があって素敵。生活に根付いている感じ。
大きな鯉も挨拶しにきてくれました。うっ、可愛い・・・!
The 和な道を歩いていると突如あらわれるのが、カトリック教会。とはいえ中は畳敷きで鮮やかなステンドグラスが印象的な教会。和洋折衷ですね。こちらはシェーファー神父によって建てられたもので、城下町の古い町並みに西洋ゴシック建築の建物がひときわ目を引く施設になっています。ちなみに現役の教会です。
津和野カトリック教会
島根県鹿足郡津和野町後田ロ 66-7
8:00~17:00
0856-72-0251
現在はギャラリーとしても使われているという種や苗を売っていた商家を見学することも。本当に格好いいですよね。
俵種苗店
津和野町本町
0856-72-0244
9:00-17:30
定休日 不定
国内の旅では、毎回撮影してしまうマンホール。ここは錦鯉。
このあたりで人気のざら茶はお土産におすすめ。
昔からこのあたりで愛用されているという秘薬一等丸は胃薬だそう。パッケージも格好いいです。
{ PM 01:15 } 地元で人気の郷土料理うずめ飯と大名巻きの大きさにぶっ飛ぶ!
さて、またちょっぴりつまみ食い。地元で人気のうずめ飯と大名巻きをみんなでシェアしていただきました。
ものすごいボリュームの大名巻きは一度でいろいろなものが食べられる太巻き。
鮎ずしもさっぱりとしていて美味。
これが、津和野の郷土料理うずめ飯。質素しなければいけなかった時代にご飯の下に具を隠したといううずめ飯。さっぱりさらりと食べられます。
お店の畳がお魚の漢字になっていて、びっくり。こういう細かいところまで気を配れる文化って本当に豊かですよね。
青木寿司
津和野町後田イ 78-10
0856-72-0444
{ PM 02:00 } 石見銀山の豪商のすばらしい豪邸でお嬢さま気分を味わう
かつて石見銅山で繁栄した豪族堀氏の名園が見学できるようになっています。道から見てもものすごい大きさ!ひとつひとつの建物もどっしりとした造りで震えます。
広い台所もそのまま残っています。風情あるなぁ。
すばらしいお庭を眺めながら、楽山荘という建物へ。ここの2階がとにかくすばらしいのです。
グリーンに囲まれて、風を感じながら美しい津和野を満喫。ただそこに座っているだけで本当に気持ちがよくて何時間でもいられるほど。ここはぜひお出かけして、ものすごい豪商のお嬢様になった気分を味わうべし。
堀庭園
津和野町邑輝 795
0856-72-0010
入場料:500円(おとな)
9:00~16:00
月曜休館
{ PM 03:00 } 流鏑馬が行われる鷲原八幡宮へ
そして最後は、毎年流鏑馬が行われるという鷲原八幡宮へ。歴史ある神社と流鏑馬用のまっすぐに伸びる芝生道はため息ものです。
いつかここで本物の流鏑馬を見てみたい。
鷲原八幡宮
わしはらはちまんぐう
島根県鹿足郡津和野町鷲原
0856-72-0652
{ PM 04:00 } いよいよ島根の旅も終わり、一路東京へ!
あっという間に益田、津和野をめぐる旅も終了、いよいよ東京へ戻ります。大人気の空港はちみつがあればお土産に、と思ったのですが残念ながら売り切れ。というわけで、次回までお預け、です。島根益田は想像していたよりも近くて愉しい、魅力がいっぱいのエリアでした。
歴史好き、美味しいもの好き、そしてアート好きにもおすすめ。ぜひまた近いうちに戻って来たいと思いました!あー、愉しかった!
萩石見空港
島根県益田市内田町イ597
インスタの「#hommaniameets島根1708」もあわせてチェックしてねー!
島根県芸術文化センター
グラントワ
島根県益田市有明町5番15号
0856-31-1860
8:45~22:00
毎月第2火曜日および第4火曜日、年末年始は休館
{ Special Thanks, 島根県芸術文化センター「グラントワ」 }
※島根県芸術文化センター「グラントワ」から取材の依頼を受けて執筆した益田市のPR記事です。