バンコク再発見の旅、センセーブ運河沿いをお散歩。

今回のバンコク滞在で気がついたこと。それはバンコクの進化はここ最近、さらに早くなっているということ。次々と新しいスポットが生まれ、ここにこんな店ができたのか!と目を見開くこともずいぶんと多くなった。

もちろんそれまでもバンコクは大きな都会だったし、けれど未開拓で、だからこその楽しさやおかしさというものもあったと思う。しかし最近次々と増えているお店はどの店も総じてレベルが高く、とてもお洒落で洗練されている。

いままではそういった店の経営者は外国人であることが多かったのだけれど、今は違う。素敵なお店のオーナーはタイ人のヤング層であることが多い。

バンコクらしさを捨てることなく、世界的な旬や流行を押さえていて、既成概念にとらわれていない。それがまたひとつの魅力になっていると思う。

そしてわたしが何よりも、バンコクという街に惹かれるのは旺盛なそのチャレンジ精神。失敗することに対する恐れというものがほとんどないように思える。さまざまな価値観を持つ人が暮らす国際化されたバンコクを、わたしは今もっとも豊かな国だと思う。アジアというのは総じてとても豊かだ。

暖かいのでホームレスになっても死ぬことはないし、明るく、実に感情的で人間らしい。すぐバレるちょっとしたウソをついてはすぐにボロを出すという、なんだか憎めない一面もある。きっちりとしたルールを守るのは苦手で、でもだからこそ誰かを枠の中に当てはめることもない。

野菜も肉もハーブもたっぷりとあり、さまざまな味わいが出せる料理。今世界中がバンコクのレストランに注目するのも納得がいく。

久しぶりにセンセーブ運河を歩いて、そんな古いバンコクと新しいバンコクについてふんわりと、やんわりと思いを馳せていたのでした。

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