久しぶりに大好きなドキュメンタリーを観ました。
3月14日のホワイトデーから公開される「ディオールと私」の試写会へ。
華やかなイメージを持たれるファッション&ブランド業界ですが、ただ
美しく華やかなだけではないのもまた真実。
あの美しいコレクションがたった8週間で作られることへの驚きと
尊敬、そしてそれを支えるすべての職人たちとその人間模様。
ドキュメンタリーゆえに、真実であるが故にズシーンと来るものがあります。
天才ゆえに、繊細ゆえにデザイナーに抜擢されたラフ・シモンズは
カメラの前で苦悩し、葛藤し、癇癪を起こし、震える。
そしてそれを支える右腕のピーター。
こんな風にデザインされ、ひとつのコレクションとして発表される
ドレスたち。またオートクチュールのドレスに年間5千万円もの
支払いをしている富裕層がいることにまた驚く、という。
自宅の画面ではやっぱり迫力が違う!劇場は、まるで目の前で
ストーリーが進んでいくようでやっぱり全然違います。断然いい!
やっぱり好きです、映画館。
ファッション好きもドキュメンタリー好きもそうでないひとも、
一時、ファッションの世界に生きている気分が味わえてとても面白いです。
またファッションを除いても、さまざまな人間模様に、だれかひとりくらいは
自分と同じような境遇に身を重ねてみたりして。
ぜひホワイトデーのプレゼントは、素敵な映画と食事、そしてふたりで
過ごす大切な時間を計画してみてはいかが?
前面を花で囲まれた最後のショーの美しさといったら!
もうため息ものです。
ディオールと私
3月14日から公開