{ Portugal } ポルトでできること、はじめてのポルトガル

ハリーポッターの聖地、ポルトにある世界一美しい書店へ

さて、アヴェイロに続いてお届けするのは、ポルトガル第二の都市「ポルト」です。

うっすらと気が付かれた方もいるかもしれませんが、ポルトガルの国名の由来となった都市がこのポルトです。ポルトガルは歴史がある分、首都がさまざまな都市にありました。もちろんポルトもそのひとつ。

そのポルトにある一押しスポットが「世界一美しい書店」の名をもつ「レロ書店」です。今日はそのレロ書店からスタートしたいと思います。

1869年創業のレロ書店は、1906年から現在まで同じ場所で営業を続けている歴史ある書店です。この書店が注目されるきっかけになったのが、ハリーポッターシリーズの原作者である J・K・ローリングがこの書店を利用していたことからでした。

以前結婚していた男性がポルトガルのひとだったため、 一時期、J・K・ローリングもこの町に住んでいました。その後ハリーポッターが大ヒット、この店の美しさもさることながらその人気に支えられてポルトの観光地となったのでした。(1階奥にはハリーポッター作品を集めたハリーポッタールームも)

実は今回特別に、開店前の書店で撮影させていただくことに。お店にお邪魔してびっくりしたのは開店30分前、しかも雨だというのに店の前にはすでに長蛇の列が!

この書店があまりにも人気になったため、現在では入場料として5ユーロ(ただし、書店で買い物すれば5ユーロ分割引される)かかります。が、それを支払ってでも訪れる価値のあるユニークな建築だと思います。とにかく本当に素敵。

中央の階段は不思議なシェイプで少し歪んでいるような感覚に陥るのですが、それが魔法のようでとても楽しいのです。まさにハリーポッターのような世界観。ポルトを訪れたらマストなスポット。

レロ書店
Livraria Lello
R. das Carmelitas 144, 4050-161 Porto
+351 22 200 2037
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エッグタルトで朝食を。

ポルトガルにはエッグタルトの有名店がいくつかあるのですが、こちらの Manteigariaもそのひとつ。あらかじめシナモンが配合されたモダンな味わいのエッグタルトです。

エッグタルト1ユーロ、エスプレッソ0.7ユーロとお手頃価格。もちろんお持ち帰りもできます。

ポルトガル各地に支店があるのでもし見かけたらちょっとコーヒータイムを。前のめりでおすすめです。

Manteigaria (Rua dos Clérigos)
Rua dos Clérigos nº37, 4050-205 Porto
+351 22 208 2582
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ブルーのアズレージョが美しい、ポルト駅は必見!

普通であれば、素通りしてしまいそうなポルトの駅もまた見どころのひとつです。

というのも、駅舎の内部にはポルトの街の歴史を表現したというアズレージョで装飾されているから。世界一美しい駅とも呼ばれているそう。

駅ということもありとても混雑するので撮影したい場合は朝の時間がねらい目だとか。

ポルト駅
São Bento Station
Praça de Almeida Garrett, 4000-069 Porto

 

ポルトのお酒、ポルト酒のメーカー「 Taylor’s Port」でランチと工場見学

ポルトに行ったらしたいこと。それはポルト酒のワイナリーを訪れること。 ポルトガルの北部を流れるドウロ川の沿岸にポルト酒のメーカーが集まっているのは、その昔フランスと仲が悪くなったイギリスがポルトガルからワインを輸入しようとした結果、イギリス人好みの果実味の濃いワインを作ろうと試行錯誤が行われたため。

結果的に果汁に酵母を加え発酵したワインに糖分が残っているうちに、ブランデーの入った樽に移し発酵を止め、アルコールを添加し、アルコール度数と甘く濃い味わいのポルト酒が誕生しました。

そんなポルト酒がどんな風に作られているのかを見学することができます。(要予約)

工場見学の後は有料で試飲を楽しむこともできます。またポートワインの購入も。この時間が本当に好き。

今回お邪魔した「Taylor’s Port」はポートワインの中でも特に有名なメーカーで、最近改装してオープンしたというレストランではすべてポルト酒にあわせたコースを楽しむことができます。

実は生まれて初めてコース料理をポルト酒だけとペアリングして頂くという貴重な体験も。

そしてびっくりしたのはポートワインに「ホワイト」があったこと。これは近年開発された新しいポートワインでドライな味わいが特徴。よくカクテルに使用されるそうです。わたしはこのホワイトポートワインが気に入りました。

Taylor’s Port
Rua do Choupelo 250, 4400-088 Vila Nova de Gaia
+351 22 374 2800
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ポルト中心部を散歩しながら巡ろう

さすが大都会ポルトの中心地にはたくさんのお店がズラリ。ひとも他の都市と比べると格段に多い。

当然古くからある教会にはブルーのアズレージョで彩られたものがたくさんあり、散歩しながらポルトガルの歴史を感じられる街歩きができます。

 

ちょっぴりスペシャルな缶詰(お土産)が欲しいならグルメクラブへ

さてポルトに到着しそろそろ旅も折り返し地点を過ぎたので、お土産を買うのにも躊躇しなくなってきました。

何かちょっとおいしいものが欲しい!という我儘に現地のコーディネーターが答えてくれたのが、こちらのスーパー内にあるグルメクラブ。ちょっといいものがセレクトされたこちらには「間違いないお土産」がズラリ。

パッケージもとてもキュートでよさそうです。というわけでわたしも缶詰と絵具のようなパッケージに入ったコンフィチュール(ジャム)を大人買い。

スーパーのワインの棚をのぞいてみると、ワインも激安!5ユーロも出せば選び放題。10ユーロでもお高いほうなんだとか。ポルトガルって本当にワイン文化が染みついているんだなぁとこんなところで感じたりしていました。

Club del Gourmet(El Corte Inglés)
Av. da República 1435, 4430-999 Vila Nova de Gaia
+351 22 378 1400
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ローカルが愛するCongaのビッファーナ

そして超ローカル体験をするなら、ポルトにあるCongaのビッファーナはマスト!というわけで夕食前にやってきました。ところでビッファーナとは?

ちょっぴりスパイシーなタレの中に超薄切りの豚肉をくぐらせてそれをパンに挟み、さらにスパイシーソースをかけて「ガブっ」と食べるファーストフードです。ほかにもお店はあるそうなのですが、この店がダントツで人気なんだとか。

確かに絶妙なジャンキーさでして、パサパサのパンに豚肉をくぐらせたスープがしみ込んでなんともいえぬ味わい。これをポルトガルのビールと共に流し込めば、癖になること間違いなし。

そして歴史的建造物を利用したマクドナルドもなかなか素敵です。ポルトガルのマックでは大きなスクリーンを操作してお会計を済ませる仕組み。

建物は古いけど、最新式のシステムでオーダーするとかこの組み合わせが面白いですよね。

Conga
R. do Bonjardim 318, 4000-115 Porto
+351 22 200 0113

 

ローカルレストランで楽しむポルトの夜、しかも夜景付き

そしてポルトの夜にはこれまた素敵なローカル店でディナー。

広すぎない店内では伝統的なポルトガル料理が提供されており、地元の名物だという「蛸」を使用したメニューや、バカリャウのコロッケ(バカリャウの含有量が半端ない)、スープも美味。

気が付くと店内はローカルや観光客でいっぱいに。ワイン片手に夜通しおしゃべりを楽しむローカルが猛烈に羨ましくなってきました。

お店を出てタクシーが来るまでの間、レストランの入り口すぐの高台からドウロ川の夜景を眺めてうっとり。こんな素敵な夜にはいい夢が見られそうです。

Adega São Nicolau
R. de São Nicolau 1, 4050-561 Porto
+351 22 200 8232
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ポルトにステイするなら、おすすめのホテル

今回、ポルトに2泊したのですがステイしたのはHF イパネマ パークでした。広々としたお部屋はとても居心地がよく、バスタブ付き。

持ってきた入浴剤を入れてバスタブに浸かってリラックスする時間がたまらなく好きでした。

時間がなくてあまりホテル内を探索できなかったのが心残りですが、ぜひ次回はゆっくりとホテルステイも楽しみたい。

HF イパネマ パーク
HF Ipanema Park
R. de Serralves 124, 4150-702 Porto
+351 22 532 2121
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現地からの先出しインスタレポートは #hommaniameetsportugal をチェック!

最新のポルト地方&北ポルトガル情報は、観光局のウェブサイトへどうぞ。

VISIT Porto & The North

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{ Special Thanks, アシアナ航空&ポルトガル政府観光局 }